Butterfly
曲名 Butterfly
作詞/藤原基央
誰にも聞こえない悲鳴が 内側で響く
気付かないふりをした人が 気付かれるのを待っているいつか知った何かの言葉 重い鎧のようにこの体を守るあまりに 動きを鈍くした光らなくなった靴のこと 忘れてしまった唄のこと失くさないで運んでいく やり方はないと決めている誰にも聞こえない悲鳴が 内側で響くため息 胸に手を当てさせたのは誰だろう明日生まれ変わったって 結局は自分の生まれ変わり全部嫌いなままで 愛されたがった 量産型この心 自分のもの 世界をどうにでも作り変えるどういじればどうなるか 本当はちゃんと知っている ずっと誰かの掲げた旗を 目印にして大人しく歩くけど 作った旗も隠してるこのまま終わるものだって なんとなく悟り笑って歩くけど 作った旗が捨てられない光らなくなった靴の光 忘れてしまった唄の唄失くさないで運んでいく やり方を上手に出来ている涙は君に羽をもらって キラキラ喜んで 飛んだ踊ったあまりにも綺麗だから愛されなかった 量産型悲しいほど強い魂 どれだけ憎んでも消えない 消せない何よりも綺麗な事 本当は もっと知っている ずっと涙は君に羽をもらって キラキラ喜んで 飛んだ踊った消えてしまう最後まで 命を歌った 量産型その心 自分のもの 君が見たものから生まれてゆく何よりも綺麗な事 本当はもっと知っている ずっと
歌詞考察
誰にも聞こえない悲鳴が 内側で響く
気付かないふりをした人が 気付かれるのを待っている
いつか知った何かの言葉 重い鎧のようにこの体を守るあまりに 動きを鈍くした
光らなくなった靴のこと 忘れてしまった唄のこと失くさないで運んでいく やり方はないと決めている
誰にも聞こえない悲鳴が 内側で響くため息 胸に手を当てさせたのは誰だろう
明日生まれ変わったって 結局は自分の生まれ変わり全部嫌いなままで 愛されたがった 量産型
この心 自分のもの 世界をどうにでも作り変えるどういじればどうなるか 本当はちゃんと知っている ずっと
誰かの掲げた旗を 目印にして大人しく歩くけど 作った旗も隠してる
このまま終わるものだって なんとなく悟り笑って歩くけど 作った旗が捨てられない
光らなくなった靴の光 忘れてしまった唄の唄失くさないで運んでいく やり方を上手に出来ている
涙は君に羽をもらって キラキラ喜んで 飛んだ踊ったあまりにも綺麗だから愛されなかった 量産型
悲しいほど強い魂 どれだけ憎んでも消えない 消せない何よりも綺麗な事 本当は もっと知っている ずっと
涙は君に羽をもらって キラキラ喜んで 飛んだ踊った消えてしまう最後まで 命を歌った 量産型その心 自分のもの 君が見たものから生まれてゆく何よりも綺麗な事 本当はもっと知っている ずっと
落ちていく涙は、消えてしまう最後まで、昔の自分の「命」の象徴だった
忘れてしまった歌いたかった唄は、このたくさんこぼれる涙にあった
その心 自分のもの 君が見たものから生まれてゆく
でも涙を流したという心もまた「今の自分」のもので、「今の自分」=「君」が見てきたことから生まれたことだよ、と。
本当の正解を君はずっと前から知っていたんだ
まとめ
とりとめのない散文になって歌詞を読んできたが、ここでうまくまとめたいと思う。
涙は君に羽をもらって
主人公は涙をこぼすような出来事を経て、大人になった
光っていた靴は、涙をこぼして、光らなくなった靴になり、
あの頃あった唄は、涙をこぼして、忘れてしまった
しかし光らなくなった靴に光を見つけ、忘れたことを歌にする
これは涙がこぼれなければできないことだったのだ
そのことを大人になった主人公が歌にした。
涙は主人公に音楽をもらって、キラキラ喜んで、飛んだ踊った
音が消えてしまう最後まで 「命」を歌う唄に変わったんだ。
全部嫌いなままで 愛されたがった
本当はこの世に泣きたい人なんていない。
泣いてしまうのは世界と自分が相容れない時である。
世界が自分を嫌い、自分が世界を嫌っている
涙を止めるには自分が考え方を変えるか、世界が考えを変えるかどちらか。
自分は、自分が世界を嫌ったまま、世界に愛されたがった。
でも現実は自分が涙を流すことで世界を受け入れ、「昔の自分」は愛されなかった。
何よりも綺麗な事とは
この心 自分のもの 世界をどうにでも作り変える
その心 自分のもの 君が見たものから生まれてゆく
世界を作り変える心とは、結局のところ自分のものであり、
自分が見たことが理由となって 世界を作り変えていく
涙をこぼして世界を作り変えたこと
涙をこぼして「昔の自分」を諦めたこと
その涙というのも自分が見てきたものから生まれてきたんだ、ということ。
涙を流したことは世界に強制されたことではなく、
涙を流したいと思った自分がいたんだ。
こぼした涙は、「諦めた自分」はどうなったのか?
どんなに憎んでも消えないし、消せなかったけど
この歌でちゃんと羽をもらって、キラキラ喜んでいるんだよ
「諦めた自分」を歌った唄にして、命を歌ってくれている
何よりも綺麗なことというのは、
「涙を流した」ことである。
涙を流すことが大切なことを君は十分知っているんだよ。
Butterfly
最後にタイトルのButterflyについて、曲の中で一言で表すなら「涙」だろうと思う。
直訳すると「蝶」である。
今回の曲ではそのまま蝶のような歌詞で涙が歌われたが、
実はアルバム「Butterflies」では複数形になっていて、たくさんの涙の唄が収録されている。
そこもいつか記事にしたいと思う
ここまで読んでいただいてありがとうございました。
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